格安レンタルサーバー RATID for WAMA -Realize A Thing In the Depths for Western×African Music×American- Necessary Roughness / Lady Of Rage

スポンサーサイト

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

Necessary Roughness / Lady Of Rage

41RFFZV5WFL._SL500_AA240_[1]

1.Riot Intro
2.Necessary Roughness
3.Big Bad Lady
4.Sho Shot
5.No Shorts
6.Get With da Wickedness (Flow Like That) [Remix]
7.Raw Deal
8.Breakdown
9.Rough Rugged and Raw feat.Snoop Doggy Dogg,Dat Nigga Daz
10.Super Supreme
11.Some Shit
12.Microphone Pon Cok feat.Madd 1 of A.O.D.
13.Get With da Wickedness (Flow Like That)
14.Confessions


★★★★★★★☆☆☆

ウェッサイの重要レーベル・Death Row Recordsからの女刺客・Lady Of Rageが発表した唯一のアルバム。Death Rowの親玉である、HIPHOP史上最大のヒール・Suge KnightがExecutive Producerを務めた。1997年6月24日発売。

まだHIPHOP東西戦争の影響が色濃く残る97年半ばの作品。そんな時代であるがゆえに、そしてこんなMCネームを担いで立ち上がったゆえに、後には退けない。「女だから」を武器にするのではなく、「女でも」を武器に果敢に戦い生き残ろうとする、「女でも男と対等に闘りあえる」ことをマイク一本で示しにかかったLady Of Rageの漢気溢れる一枚だ。どんな曲でも小節を強気なライムで埋めて、新旧問わず偉人たちの名前をガンガン挙げながら自らの強さを誇示する彼女のラップには、「マジでブッ殺してやるぜ」みたいなビンビンのサグイズムよりも、何とかこの業界でナメられずに生き延びていきたいというサヴァイヴ感を強く感じる。

ただそんながっつきにがっついた彼女のラップを、本作最多の6曲を手掛けたDat Nigga Dazのトラックが十分にサポートしきれていないのは残念。彼女の勢いを無視して「クールにいこうぜ!!」と言わんばかりに冷静に鳴る音にいささか興醒めしてしまう。Dat Nigga Daz製の「Rough Rugged And Raw」で"Lady Of RageとかHIPHOPクイーンだし、オレには絶対倒せないっスよ"とのんびりキックしてしまうSnoopのドンピシャ具合を聴けば、よりその思いは強まる。

ところで、実はこのアルバムは、97年という時代の西海岸作品であるのに、東海岸のプロデューサーが大きく関わっているという理由で注目される作品でもある。Dat Nigga Dazの手掛けたうち2曲のMixをDJ Premierが行い、彼自身2曲トラックを提供している。他にもEasy Mo Beeが2曲、Kenny Parker(!?)が1曲に、セルフプロデュースの「Get With Da Wickness」のネタにはRun DMCを選ぶなど、東海岸からの影響がかなり大きい。その理由は不明だし、かと言って「西と東の架け橋となったアルバムだ!!」などと安易に叫ぶつもりもない。ただ発表されたこのアルバムを聴いたときに確かに言えることは、これら東ノリの曲の方が彼女に良く合っているということ。韻を踏めるだけ踏みながらイキがって見せる彼女のラップには、ボトムでリズムを取るトラックの方が、よりラップの立体感を際立たせるのに向いている。

そのため、一転してこれらの曲には外れが無い。DJ Premierが遠慮せず自身のイズムを貫いた「Some Shit」と「Microphone Pon Cok」はクラシック級。そして、アルバムとして聴いた場合には、Easy Mo Beeの活躍ぶりに目を見張ることとなる。"怒り狂えよお前ら!!"と叫んだ後の勢いをそのまま持続させた表題曲や、見事Dazが中だるみさせてくれた流れを盛り返してくれる「Breakdown」が作中で果たした役割は大きい(一応フォローしときますが、Dazも大好きですよ)。

アルバムとしては玉石混交なのは否めないが、Lady Of Rageのライミング重視でガンガンいこうぜなラップは割とその良さが理解しやすい類であるし、HIPHOP史を俯瞰で見たときの、本作の持つ東と西の交わりによるちょっとした特異性なんかとあわせて、今からでも聴くべきところの多い作品ではある。さすがにピンと張った緊張の糸が切れてラストの「Confessions」で一気にネガティヴに振り切って終わっちゃうのも、逆に人間くさくて良いのです。

スポンサーサイト

テーマ : HIPHOP,R&B,REGGAE
ジャンル : 音楽

コメントの投稿

非公開コメント

ウェッサイ離れしていたせいか、このアルバム見掛ける度に買うか買うまいか迷ってました。
レビュー見る限りなかなか面白そうなので、買ってみます。
ドレがいないのは…しょうがないですよね~。
あと、翌年くらいに傑作1stアルバムを出しているダズのプロデュース曲がイマイチなのは意外です。自身のアルバムにかかりっきりだったんでしょうか?

>東海岸からの影響がかなり大きい。その理由は不明だし、

単純に、レイジは東海岸出身だからでは?

No title

どうも、コメントありがとうございます!!

個人的には割と好きな作品ですね。
Lady Of Rageの必死に肉体派たろうとするラップが好きです。

Dazも悪いわけではないと思いますが、Lady Of Rageのラップに合わせるには余りにも平常心すぎるというか、ウェッサイの「クールであろうとする」雰囲気が勢いを削いでる感はあります。

>単純に、レイジは東海岸出身だからでは?

知識不足でお恥ずかしい限りです。
英語版Wikiでは、確かにChubb Rockと出会って、ヴォーカルを吹き込むところからキャリアが始まってますね。
それからやっとドレに出会ったわけですか…知りませんでした、以後気を付けます。
ご指摘ありがとうございます。
検索フォーム
RSSリンクの表示
リンク
ブロとも申請フォーム

この人とブロともになる

QRコード
QRコード
上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。