格安レンタルサーバー RATID for WAMA -Realize A Thing In the Depths for Western×African Music×American- Brand Nubian

スポンサーサイト

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

Foundation / Brand Nubian

41NJ5EWMW2L._SL500_AA240_[1]

1. Here We Go
2. Return
3. Shinin' Star
4. Beat Change
5. Migraine (Interlude)
6. Don't Let It Go to Your Head
7. Brand Nubian
8. Maybe One Day feat.Common
9. Let's Dance feat.Busta Rhymes
10. Back up off the Wall feat.Loon
11. Black on Black Crime (Interlude)
12. I'm Black and I'm Proud
13. Sincerely
14. Probable Cause
15. Ghetto (Interlude)
16. Love vs. Hate
17. Too Late
18. Straight Outta Now Rule
19. Foundation
20. U for Me


★★★★★★★★☆☆

日本でもDj honda,Gascrackers,DJ TONKなどの作品への参加でお馴染みのSADAT Xに、Grand Puba,Lord Jamar,Alamoを加えた4人により1988年に結成されたBrand Nubian。2nd以降はGrand PubaとAlamoが脱退していたが、Grand Pubaの大傑作である2ndソロアルバム「2000」でのプチリユニオンなどを経て、この4thアルバムで再び2人が復帰、オリジナルメンバーでの作品としては8年ぶりのアルバムとなった。1998年9月29日発売。

米HIPHOPの誇るSADAT-XとGrand Pubaというひんまがりフロウの名手の間に挟まれる、武骨かつ無個性なLord Jamar、という3MCのバランスが何とも言えないBrand Nubianの記念すべきリユニオンは、Lord Jamarが嬉しそうに"You can never sitfle this,Not even the triflest nigga on earth"と宣言する「The Return」で幕を開ける。Lord Jamarの一本気なライムはいわゆるヘタウマの部類であって、そのラップはBrand Nubianというグループの中でこそ良いアクセントになっている。「Shinin' Star」などでの巧みなリリック描写が光るGrand Pubaと、中高音かつ中高速のフロウで一気にまくすSADAT-Xと併せて、グループであることに非常に意義が見出せるのがこのBrand Nubianだ。

DJ Premier、Lord Finesse、Chris"CL"Loggio、そしてもちろんAlamoとGrand Pubaなどが担当したトラックは黄金期の中でも円熟期にあたる時期らしくさすが高レベルにまとめられていて、ニュースクールの優等生・Brand Nubianの立ち回りもさすがといったところ。4thにして遂にやった「Brand Nubian」、この頃のバスタを呼べば当然そうなるわなといった感じの全力パーティーチューン「Let's Dance」などのゴリゴリファンクや、Common色に染まったコンシャスな「Maybe One Day」など、3人+一流の客演陣がいればどうとでも立ちまわれる力量を見せつける華やかな一面は、まんま90年代ファンの主食そのものだろう。

しかし本作の肝は間違いなく後半。前半の流れを壊さない程度のファニーさを纏わせた「Probable Cause」でポリスブルータリティを歌い、続くSkit「The Ghetto」で"ゲットーじゃ死んでく若者が日々増え続けてる。もう耐えられねぇ。ゲットーにオレは生き、ゲットーがオレの中に生きてるんだ。"と語り一気にシリアスサイドにシフト。続くSADATが奴隷制から黒人の歴史を振り返る「Love Vs. Hate」から「Straight Outta Now Rule」までの流れに込められた反体制のメッセージと、そのマイノリティとしての意地が見え隠れするこの部分がハイライトだろう。

しかし本作でこれだけ警察に不満をBrand Nubianが垂れ流した4ヶ月ほど後のこと。1999年2月4日。レイプ犯を追っていた白人警官4人が、不審人物とみなした黒人アマドゥ・ディアロ青年に職務質問をするため近付いた。驚いたディアロ青年は物取りかと思い財布を取り出そうとしたが、それを拳銃を抜く動作だと"勘違い"した警官達は41発の銃弾を発砲。うち2人は全弾を打ち尽くしており、ディアロ青年は当然死亡。更に驚くべきことには、この警官達は裁判の結果全員が無罪となった。近年のポリスブルータリティの典型例とも言える事件である。Brand Nubianの中でも特にSADAT-Xは、"They promised me 400acres and a mule,All I got is a project and subway"(「Straight Outta Now Rule」)なんて言いながらずっと政府に訴えかけていたわけで、この事件を知った時はどれほどの虚無感に襲われたことだろう。ビルボードにチャートインすることだけを目標としていない、反体制としてのHIPHOPはまだまだ死ねない。
スポンサーサイト

テーマ : HIPHOP,R&B,REGGAE
ジャンル : 音楽

検索フォーム
RSSリンクの表示
リンク
ブロとも申請フォーム

この人とブロともになる

QRコード
QRコード
上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。