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Lupe's Food & Liquor / Lupe Fiasco

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1.Intro
2.Real feat.Sarah Green For 1st,15th Production Inc.
3.Just Might Be OK feat.GEMINI For 1st,15th Production Inc.
4.Kick, Push
5.I Gotcha
6.Instrumental feat.Jonah Matranga
7.He Say She Say feat.GEMINI,Sarah Greean For 1st,15th Production Inc.
8.Sunshine
9.Daydreamin' feat.Gill Scott
10.Cool
11.Hurt Me Soul
12.Pressure feat.Jay-Z
13.American Terrorist feat.Mathew Santos
14.Emperor's Soundtrack
15.Kick, Push II
16.Outro


★★★★★★★★☆☆


シカゴ出身の若手・Lupe FiascoがKanye Westの「Late Regislation」への参加などを経て発表した1stアルバム。レーベルはATLANTIC RECORDSだがJAY-ZがEXECUTIVE PRODUCERを務めた。2006年9月11日発売。なお本作は2006年グラミー賞でBest Rap Album、Best Rap Song、Best Rap Solo Performanceの3部門にノミネートされ、Lupe Fiasco自身もXXLで2006年最優秀新人賞を獲得した。親日家であることでも知られており、日本のHIPHOPリスナーにもBIG-O&DJ WATARAIのアルバムで彼の声を聴いたことのある方は多いだろう。

Lupe FiascoはA Tribe Called Questのトリビュートライブでトライブの名曲・「Electric Relaxation」を歌った際に歌詞を言い淀んでしまいファンから批判され、その後「別にオレはトライブ聴いて育った訳じゃないし」と弁解したことで更に火に油を注いでしまった、という経験を持つ。この話は、当然彼に批判的な文脈で引用されることが多い。しかし、(西系は聴いていたとは言え)トライブなどおよそ黄金期のHIPHOPにそれほど熱狂したわけでもない彼が、ブックレットでは教師が教科書の代わりに銃を配り、街のゴロツキ共が麻薬や銃の代わりに本を持つ深淵な写真を掲載し、「Kick,Push」で見事なストーリーテリングを披露している。「HURT ME SOUL」では自身の境遇から世界まで斬りまくり、ゲットーの代弁者としての役割も数曲で見事やって見せる。。それらを思えばこのことはむしろ、必ずしもHIPHOPを1から10までお勉強した人間でなくとも、黒人のその体内にネイティヴ的にHIPHOPイズムが根付き得る証明とも言えるのではないか(もちろんこれは裏返せばアメリカ黒人を取り巻く環境が劇的には変化していないことを皮肉にも示していると言えるのだが)。彼の冒頭の逸話と作品での見事なギミックの数々は、相対するようで実は、00年代に0から黒人イズムを音楽で体現しようとすると、黄金期の姿勢と変わらぬ"HIPHOP"という音楽が精製されることの証でもある。だからジャケットで新人のくせに煌びやかなハイテクアイテムをゼビウスみたいに纏って登場してきた上に別にトライブ好きじゃないLupe Fiascoは、それだからこそ非難される必要は無い。

音の面では未来志向の清浄なソウルフルサウンドの全てが成功しているわけではないが、それでもLupe Fiascoの等身大の、背伸びしないリリックと相まって、前衛音楽なのに90年代を振り返ったりしていない、新鮮な「これから」のHIPHOP像を十分に感じさせてくれる。JAY-Z繋がりでLinin ParkのMike Shinodaが手掛けた「THE INSTRUMETAL」での暴発ぶりや、Kanye特製の泣かせビートの上でやけに悟った人生観を示す「THE COOL」など、トラックが乗りに乗っているラップに上手く合わせた曲の出来は素晴らしい。新人らしい勢い重視のスピット(そのくせライミングも巧み)が、こちらを聴き疲れさせることなく一気に駆ける。完全にJAY-Zのノリな「PRESSURE」なんかは個人的に勘弁だが、高すぎるとも言える期待に押し潰されることなく、見事仁王立ちして見せた作品だろう。

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テーマ : HIPHOP,R&B,REGGAE
ジャンル : 音楽

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